海外へ渡航するためには、まずパスポートの取得が必要です。
中でも日本のパスポートは、ビザなしで入国できる国や地域の数が非常に多く、「世界最強のパスポート」としても知られています。
今回は、パスポートを持つことのメリットに加え、2025年に変更されたパスポートのデザインや機能についても、わかりやすくご紹介します!
日本のパスポートの特徴
日本のパスポートは190カ国ビザなしで渡航可能で、パスポート自体、偽造防止のセキュリティが強いことや、日本の国際的なイメージが良好ということもあり、
世界最強パスポートランキング(Henley Passport Index)では常に上位をキープしています。
近年、1位を獲得していた日本ですが2025年では、シンガポールが1位で日本は2位となりました。
パスポートを持つメリット
海外に行ける
もちろんですが、パスポートがあれば日本以外の国に行くことができます。
パスポートを持つことで、日本では体験できない景色や文化、言語に触れることができ、それによって視野が広がり、人生が豊かになります。
また、海外旅行を通じて、歴史的な遺跡や美しい自然景観、地元の食文化など、実際にその土地を訪れることでしか感じられない感動を得ることができます。
身分証明証になる
パスポート(旅券)は、世界で通用する身分証明書です。
海外に行くときはもちろん、本人確認が必要なときに使える大事な書類です。運転免許証を持っていない人にとっては、パスポートが身分証として役立つことも多いです。
日本の人口の17.3パーセントの中に入れる
日本人のパスポート保有率は、2024年末時点で約17.3%と報告されています。
ちなみに、アメリカでは50%を超えています。残念ながら、日本では「海外に行きたい」と思っている人自体が少なく、実際に行動に移す人はさらに限られます。
周りを見ても持ってない人が多く感じます。筆者の親も持っていません。
でも逆に言えば、パスポートを持っているだけで、日本ではちょっと「レアな存在」になれるってことですよね?笑
2025年3月24日から変わったこと
オンライン申請が可能になった
これまでは、紙の申請書を書いて役所に行き、発行を待って、さらにもう一度取りに行く……という手間のかかる流れでしたが、オンライン申請なら、受け取りの1回だけでOK。かなりラクになりました。
さらに、オンライン申請のメリットは他にもあって、
- 戸籍謄本の“原本”が不要(一部条件あり)
- 窓口申請より申請手数料が400円安い
という嬉しい特典つき!
「パスポート欲しいけど、申請が面倒そう…」と思っていた方には、まさに朗報ですね。
パスポートのデザインが変わった
従来のパスポートより偽造・変造対策が強化されました。
- 顔写真ページがプラスチック製に変更
- 個人情報はレーザー印字・印画され、安全性アップ
- 写真が3か所に配置され、偽造が困難に
- 傾けると顔写真と誕生日が切り替わる特殊加工を採用
(政府広報オンライン)サイトで実際にどんなデザインになったかを見ることができます!
オンライン申請の手順(国内)
国外からの申請もオンラインでできるよ!詳しくは外務省のサイトからチェックしてね!
- マイナポータルアプリにログイン
- アプリを起動し、マイナンバーカードを使ってログインします。
- 「パスポート」で検索し、申請手続きを選択
- 画面下部の「さがす」から「パスポート」と入力し、該当する申請手続きを選択します。
- 受取窓口を選択
- 住民登録地や居所に応じて、パスポートの受取窓口を選択します。
- 必要情報の入力と撮影
- 顔写真や自署(サイン)の撮影、申請情報の入力を行います。
- パスポートのICチップとマイナンバーカードの読み取り
- 有効なパスポートをお持ちの場合はICチップを読み取り、マイナンバーカードも読み取ります。
- 署名用電子証明書の暗証番号を入力して申請
- 暗証番号を入力し、申請を完了させます。
申請から発行までどれくらいかかるのか
申請から交付まで国内では2週間程度、国外(大使館・総領事館)で2週間から1か月程度かかりますので、余裕をもって申請する必要があります。パスポート有効期限が1年以内なら、更新の準備をした方が良いでしょう。
最後に
この記事を通して、日本のパスポートが世界最強クラスであること、新しく追加された便利な機能、そして意外にも所持率が低い現状について知っていただけたかと思います。
日本のパスポートは5年用と10年用から選べますが、筆者のおすすめは断然10年パスポートです。5年は本当にあっという間ですし、私自身、もし90歳になっても10年パスポートで旅に出たいと思っています
。それほど海外旅行が好きですし、旅は人生を豊かにし、新たな可能性を広げてくれると信じています。
この記事を読んで、少しでも「海外に行ってみたいな」と感じていただけたら嬉しいです!