
今回は、タイトルの通り「台湾で内定をもらったけれど、学歴の関係で就職できなかった話」を書こうと思います。
正確に言うと、「内定はもらえたけど、台湾政府からビザが下りなかった」という体験です!
これから台湾で就職活動を考えている人や、現在ワーキングホリデー中の方、また海外就職に興味がある方に向けて、「こんなケースもあるんだな」と参考にしてもらえたら嬉しいです。
ワーキングホリデー中に就活
こちらの記事でも触れていますが、筆者は2022年の10月くらいから台湾でワーキングホリデーをしていました。
台湾の飲食店や幼児教育のアルバイトをして台湾の生活に慣れ親しんでいた頃、「このまま台湾で就職するのも悪くないな」と思い台湾で就活を始めました。
応募・面接
どうやってその会社を見つけて、どのようにアポを取ったのかは正直あまり覚えていないのですが、見つけたのは外国人も多く働いているグローバルな企業でした。
職種は事務職で、私にとっては初めてのジャンルでした。でも当時は「やってみたい」「チャレンジしてみよう」という気持ちが強く、応募から面接まで進むことができました。
面接はすべてリモートで行われ、英語が使われました。もちろん難しい部分もありましたが、わからないところは翻訳してくださる方がサポートしてくれたので、できるだけ英語で答えながら、分からないときは正直に聞くようにしていました。
質問もうろ覚えで申し訳ないのですが
・自己PR英語で
・中国語のレベルはどれくらいなのか
・前職何していたか
・今、どこにいるのか(日本か台湾か)
を聞かれたと思います。他にももっと聞かれたことがあるのですが思い出せないです、、、、
そして全く手応えは感じませんでした!!
1週間後に来たメール
1週間後まさかの内定メールが届きました。この時、正直めちゃくちゃ嬉しくて「新しい職種だけど挑戦してよかったな〜」と心から思いました。
メールは英語で就労条件が送られ、こちらもいくつか書類を提出しなければならなかったので、サポートの方と何往復か英語でメールをやりとりをしました。
給料
面接の時にも言われていたのですが、給料は5000元でした。飲食系の平均より若干高いくらいで、事務職まあまあの平均くらいなのかなと思います。
ビザのための提出書類
台湾で働くには、まず就労ビザを申請する必要があります。
幸い、今回応募した会社はビザサポートがあったため、筆者は必要書類を準備して提出するだけでOKでした。
会社側が手続きを進めてくれるので、その点はとても助かりました。
ビザ申請に必要な書類だったもの
・前職全ての退職証明書
・パスポートのコピーページ
・卒業証明書
・語学力を証明する語学検定証
・身分証明証
・ARCカード(該当の人は)
中でも、前職全ての「退職証明書」をあつめるのが1番しんどかったです。
前職は幼稚園教諭で転職経験があるため、その幼稚園に電話をしなければなりませんでした。「退職証明書」を実家に送ってもらい、実家からまた台湾へ送ってもらうという長い工程を経て、会社に送りました。
電話するのも嫌でしたね
向こうも忙しいしね
そして降りなかったビザ
台湾で就労ビザを取得するためには、いくつかの条件があります。
日本の大学を卒業している場合は、卒業後に2年以上の社会経験が必要とされます。一方、短大や専門学校卒の場合は、原則として5年以上の実務経験が求められます。
筆者は保育系の短期大学を卒業し、その後、日本で6年間保育教諭として働いていたため、年数の条件はクリアしていると思っていました。
しかし、引っかかったのは「専門性」の部分です。
今回内定をいただいた職種は事務職で、これまでの保育の経験とは分野が異なります。
おそらくその「職種のミスマッチ」が理由で、ビザの審査に通らなかったのだと考えられます。
と、考えるとこれで筆者が台湾の幼稚園の就職を選んでいたのなら、また話は違っていたのかもしれません
仕方がないので、泣く泣く内定を取り消すことになったのでした。
最後に
今回の内定を通して、改めて「学歴ってやっぱり大事なんだな」と実感しました。
私はもともと保育の仕事に早く就きたくて短期大学を選びましたが、まさか数年後に「海外で働きたい」と思うようになるなんて、当時は想像もしていませんでした。
人生、本当に何があるかわかりませんね。
それでも、英語での面接や、多国籍な環境での就職活動など、初めての経験がたくさんできたのはとても貴重でした。この機会をいただけたことには、感謝の気持ちでいっぱいです。
そしてこの経験が、これから台湾や海外で働きたいと思っている誰かの参考になれば嬉しいです!