
現在、旅行系(主に海外)ブログを運営している筆者が、Googleアドセンス合格までに取り組んだことを包み隠さずお伝えします。
もともとは「趣味でブログを書こう」と軽い気持ちで始めたのですが、続けていくうちに
どうせなら収益化したいな〜
と思うようになり、そこからアドセンス合格を目指して本格的に対策を開始。気づけば試行錯誤を重ねること約3年でついに合格を手にすることができました。
この記事では、初心者からスタートした私がどんなことに取り組み、どこでつまずき、どう乗り越えたのかをリアルに書いていきます。Googleアドセンスの合格を目指している方、なかなか通らずに悩んでいる方にとって、少しでもヒントや励みになれば嬉しいです。
一般的に言われていること全部試した
Googleアドセンスがどんな基準で合格・不合格を判断しているのかは、公式には一切公開されていません。そのため、多くのブロガーがあれこれと試行錯誤しながら、「たぶんこれが重要なんじゃないかな?」という情報を頼りに申請を繰り返しています。
実際に「Googleアドセンス 合格 方法」などで検索してみると、どの記事にも共通して書かれているポイントがいくつかあります。それらは一見どこでも同じことを言っているように見えますが、逆に言えばそれだけ多くの人が効果を実感している、基本的な対策とも言えます。
筆者は、まずはその「一般的に言われている対策」を一つひとつ丁寧に実践し、「それらをすべてこなして初めて、ようやくアドセンス申請のスタートラインに立てる」と感じました。
今一度一緒に確認してみましょう!!
一般的に言われているアドセンス合格に必要なこと
・独自ドメインを使用する
・サイトのデザインを整える
・プライバシーポリシーを設置する
・お問合せフォームを設置する
・運営者情報を充実させる
・記事は最低でも25記事以上
・一記事あたり最低でも1800〜2000文字くらいかそれ以上が好ましい
・コピペしない。オリジナルコンテンツを書く。
・画像は著作権を侵害しない使い方をする
・サイト表示のスピードを改善する
独自ドメインを使用する
ほとんどの方は、レンタルサーバーを契約し、独自ドメインを取得して、WordPressでサイトを作成しているのではないでしょうか。ただし、まれに「はてなブログ」の共有ドメインでもアドセンスに合格した例を見かけることがあります。これは例外的なケースで、はてなブログ側で特別に対応されているため可能なようです。
サイトのデザインを整える
筆者の使っているテーマは「アフィンガー」です。アフィンガーの無料で使える着せ替えを使っており、初心者でも簡単にそれっぽいデザインに整えることができます。
プライバシーポリシーを設置する
WordPressにはデフォルトで「プライバシーポリシー」の雛形ページが用意されていますが、これは英語の原文を機械翻訳したような表現も多く、やや日本語がわかりにくいところがあります。筆者はその内容を読みやすい文章に修正し、自分のサイトに合った内容にカスタマイズしました!
また、筆者自身、パソコンではしっかりメニューに表示されていたのに、スマホでは非表示になっていて、気づかないまま放置していたことがありました。これは意外な落とし穴でした!
お問合せフォームを設置する
プライバシーポリシーと同様、問い合わせフォームの設置は、運営者と連絡が取れる窓口があることがサイトの信頼性につながります。
運営者情報を充実させる
運営者情報(プロフィール)は、サイトの信頼性や高めるためにとても重要な要素です!特にアドセンスの審査では、「誰がこのサイトを運営しているのか」が見えることで、内容に対する信頼性の評価が上がると言われています。
記事は最低でも25記事以上
うやむやに記事数を増やすのではなく、中身のあるオリジナル記事をを書くことが大前提です!中身がスカスカの記事を大量に並べても、逆にマイナス評価になってしまう可能性もあります。
一記事あたり最低でも1800〜2000文字くらいかそれ以上が好ましい
アドセンス審査では、記事の「質」と「ボリューム」どちらも重視されていると感じました。筆者は、1記事あたり最低でも1800〜2000文字以上書くことを意識しました。
コピペしない。オリジナルコンテンツを書く
自分の経験や考えを言葉にするのは時間もかかりますが、その分、自分だけの記事になり、検索エンジンや審査側にも高く評価されやすくなります。
画像は著作権を侵害しない使い方をする
他で出回っている画像を勝手に使ったりしないと思いますが、注意したいのは画像の中に他の企業のロゴマークやアニメが入ることで著作権に引っかかるということも聞いたことがあり、筆者はアドセンス申請の際はちょっとあやしい類の記事は一旦非公開にしました。
サイト表示のスピードを改善する
PageSpeed Insightsで自身のサイトのスピードが計測できます。パフォーマンスが50下回って赤信号が出ていると改善する必要があります。サイトは表示速度が遅いほど離脱率も上がってしまい、結果的に広告の効果も落ちてしまうからです。
筆者が合格までに試したこと
実は上記の土台が完成するまで、筆者は1年はかかっています笑
ここからは、筆者が実際にアドセンス申請中に試してみた工夫や、合格の決め手になったかもしれないポイントをご紹介していきます!
・画像のalt設定
・404の削除
・カテゴリーを絞った
・記事の削除
・サイトマップの違い
・記事の更新
・Googleマップのスクショを消した
・ads.txtの設定
・Googleアカウントを変えた
画像のalt設定
画像のalt (オルト)設定とは「代替えテキスト設定」のことです。画像に説明をつけることで、目が見えない方でも音声で読み込むことができ、何の画像なのかがわかる機能です。また、検索エンジンが画像について理解しやすくなるのでSEO効果も期待できます。
ユーザーファーストでSEO効果もあるので、筆者は全ての画像にalt設定をしました!
404の削除
たとえば、以前公開していた記事を削除したけれど、そのURLにアクセスしようとすると「404 Not Found」と表示される状況のことです。これらのページは、離脱の原因にもなり、サイトの管理も不十分とみなされる可能性があります!Googleサーチコンソール→インデックス作成で404のページのチェックできるので、もし404エラーが表示されていたら、そのページを削除するか、適切なページにリダイレクトするなどの対応を行いました。
カテゴリーを絞った
ひとつのカテゴリーに最低でも4・5記事はないと「有能性の低いサイト」とみなされてしまうようです。当サイトは海外旅行を中心に書いていきたいと思っていたので、「イギリス」「台湾」「ベトナム」「マレーシア」と国ごとにカテゴリーを分けていました。しかし蓋を開けてみると例えば「ベトナム」は2記事しかないので、これだとなかなか評価してもらえなかったわけです。
なので、1番記事が多かった「台湾」を「台湾生活」に変えてそのほかの国の記事を「海外旅行」として2つに絞り、ひとつのカテゴリーのボリュームを上げてから申請するようにしました。
記事の削除
なかなか読まれない記事は「有能性の低い記事」となり得るので、リライトしても、キーワードを変えても検索されていない記事は思い切って削除しました!
サイトマップの違い
サイトマップには主に2種類あることをご存知でしょうか?ざっくり説明しますと、サイトマップには読者向け(HTMLサイトマップ)と検索エンジン向け(XMLサイトマップ)と役割があります。筆者は初め検索エンジン向けのサイトマップを固定ページにつけていたので、設置方法だとチグハグになってしまいました。
HTMLサイトマップを「固定ページ」で作成し、グローバルメニューやフッターに設置。XMLサイトマップはプラグインで自動生成し、Googleサーチコンソールに送信してそれぞれ正しく整備してから申請するようにしました。
記事の更新
ブログを書き続けていると、以前書いた記事の情報が古くなっていたり、当時は気づかなかった誤字や構成の甘さが見つかることがあります。筆者も、記事を書き慣れてくるにつれて、昔の記事がめちゃめちゃだと感じることが何度もありました。
そのため、定期的に記事を見直し、必要に応じてリライトすることを意識して行っていました。
Googleマップのスクショを消した
意外な落とし穴かもしれないのが、当サイトのような旅行ブログでよくよく使うGoogleマップのスクショも赤信号です。実はGoogleマップもGoogleの著作物であり、正しいクレジット表記や利用条件を守らずに掲載するとポリシー違反になる可能性があります。
ちなみにGoogleマップの埋め込み機能は正しい方法ですので、スクショではなく埋め込み機能を使うようにしています!
ads.txtの設定
ads.txtの設定は、Googleアドセンス審査において必須ではないものの、早い段階で整えておくことをおすすめします。筆者もアドセンス申請時にads.txtを設定しましたが、途中でステータスが「不明」に変わってしまった経験があります。
ads.txtとはサイト運営者が「この広告は信頼できる広告パートナーから配信されていますよ」と明示するためのテキストファイルです。
これを正しく設定しておくことで、広告枠の不正利用を防ぐと同時に、Googleからの信頼性も高まると言われています。
Googleアカウントを変えた
これは関係あるかどうかわからないですが、今まで申請してきたアカウントが「有能性の低いコンテンツ」とみなされて落ちまくっていました。「もうこのアカウント自体Googleから呆れられているんじゃ、、、、」と思うほど落ちてきたので、いっそのことGoogleアカウントを変えて申請!すると新しいアカウントで2回目で合格しました。
これはなんとも言えないので参考までに。自己責任でお願いします
筆者が思うGoogleアドセンスQ&A
アドセンスのコンサルって受けた方がいい?
受けなくていいと思います
筆者も合格までに何度も落ちていますが、コンサルは受けずに情報収集と試行錯誤で合格できました。
もちろん、的確なアドバイスをくれる信頼できる人に出会えるなら心強いとは思いますが、ネット上には無料で質の高い情報もたくさんありますし、自力でやってみる価値は十分あると感じています。
また、受かってからGoogleアドセンスの収入が微々たるもので、一般的に稼げるようになるまで道のりはまだまだあります。高額なコンサル料を支払ってまで受ける価値があるかは慎重に判断した方がいいと思います。
記事の中にアフィリエイトリンク貼っててもいい?
貼って申請していました
申請した記事の20%がアフィリエイト記事でしたが合格できました。
旅行ブログ系って受かりやすい?
内容次第では受かりやすい分類なのかも!
旅行ブログは「実体験をコンテンツにできる」「写真や行動記録が豊富」「読者の役に立つ情報になりやすい」などの点で、Googleが求める有益なコンテンツを作りやすいジャンルだと思います。
ただし注意点もあって、「ただの日記」になってしまうと、有用性が低いと判断される可能性が高くなるので注意が必要です。
最後に
今回ご紹介した内容は、どれも実際に筆者が取り組んできたことばかりです。
正直、Googleアドセンスの審査基準は公開されておらず、「これをやれば絶対受かる!」という答えはありません。だからこそ、一つひとつの改善を積み重ねるしかないのだと思います。
落ちるたびに落ち込んだり、不安になったりする気持ちもよくわかります。でも、あきらめずに改善を重ねていけば、必ずチャンスはやってきます。
この記事が、同じように悩んでいる方の参考になれば幸いです!