
近年、イギリスの街角で抹茶ラテや抹茶スイーツを見かける機会が増えています。
紅茶文化が根強い国でありながら、なぜ今「抹茶」が注目を集めているのでしょうか。
その背景には、健康志向の高まりや日本文化への関心、そしてSNS映えする鮮やかな緑色の魅力があります。今回は、イギリスで起きている抹茶ブームと、その人気の理由について調べてみました!
抹茶ブームの背景

紅茶文化が根付くイギリスで、なぜ今、抹茶がこれほど注目を集めているのでしょうか。
健康のため
その理由のひとつは、近年ますます高まる健康志向です。抗酸化作用やデトックス効果が期待できるとされる抹茶は、「飲むスーパーフード」としても紹介され、心と体を整える存在として人気を集めています。
日本文化の関心
さらに、日本文化への関心の高まりも見逃せません。和食ブームやアニメのライフスタイルが浸透するなかで、抹茶は「日本を象徴する味」として受け入れられました。寿司やラーメンに続く次のトレンドとして、多くの人が自然に手を伸ばしているのです。
ちなみにイギリスで日本食を食べると無茶苦茶高いです!
SNS映え!
そして、もうひとつの理由がSNS映え。鮮やかなグリーンの抹茶ラテや抹茶スイーツは、InstagramやTikTokでシェアされることで一層話題性を増し、若い世代の間に広がっています。
ヴィーガンの人にも!
また、抹茶は動物性食品を使わずに楽しめる点でも注目されています。オーツミルクやアーモンドミルクとの相性が良く、ビーガンの人々にとっても安心して楽しめるドリンクとして親しまれているのです。
抹茶で広がる新しい味わい

街のカフェをのぞくと、定番になりつつあるのが抹茶ラテ。ミルクのまろやかさと抹茶のほろ苦さが絶妙に溶け合い、紅茶やコーヒーとはまた違う「癒しの一杯」として愛されています。
ブラウンシュガーと合わせ他飲み物も人気だとか
さらに、スイーツの世界にも抹茶は進出中。ふんわりと焼き上げられた抹茶マフィンは、朝食やおやつも。ひと口ごとに香るグリーンティーの風味が、シンプルながらも洗練された印象を残します。
現地の人のが持つ抹茶の印象
イギリスで抹茶を初めて口にした人の多くは、その独特のほろ苦さに驚きます。
あるロンドン在住の女性は「最初の一口は正直青臭いと思った」と笑います。けれども、二度三度と味わううちに、その奥深い風味に惹かれていったそうです。「気づいたらコーヒーよりも抹茶ラテを選ぶようになっていました。」
別の学生は「最初は苦手だったけれど、甘いスイーツと一緒に楽しむと一気にハマった」と話します。抹茶マフィンや抹茶ティラミスといったスイーツが、「苦みと甘みの絶妙なバランス」を教えてくれるきっかけになったとのこと。
このように、抹茶は「初めは苦手だった!」から「クセになる味」へと変化し、今では多くの人のライフスタイルにじわじわと溶け込んでい流ようです。
抹茶の市場価値
抹茶はもはや「ニッチな日本茶」ではありません。
最新の市場調査によれば、世界の抹茶市場は2024年に約 42億ドル の規模に達し、2025年以降も年率およそ 7〜8% の成長が見込まれています。ヨーロッパ全体で抹茶関連の売り上げが拡大する中、イギリスはその中でも最も注目される市場のひとつに成長中です。
最後に
イギリスでじわじわと広がりを見せる「抹茶」。一度口にすればその独特の風味に驚くものの、二度三度味わううちに自然とクセになってしまうのが人気の秘訣です。こうした“驚きと中毒性”が、抹茶ブームの後押しとなっています。
今後もその健康志向や日本文化への関心と相まって、さらなる人気の高まりが期待されます。
参考文献:https://www.globalgrowthinsights.com/market-reports/matcha-market-106638?utm_source=chatgpt.com