
海外に短期や長期で行く際に「両替はどこですればいいの?」「現地ではどうやって支払えばいいの?」ってちょっと不安になりますよね。
そんなときに持っておきたいのがWise (ワイズ)カードです。
年会費は無料で登録も簡単で海外でもスムーズに支払いができます。両替の手間もほとんどなしです!
今回は、そんなWiseカードの作り方や使い方をわかりやすく紹介していきます。これから海外に行く予定がある人は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
特にワーホリや留学する方、長期出張の方は持っておいた方が便利です!!
Wiseカードとは?基本の仕組み
Wiseカードは、海外での支払いに便利なデビットカードです。チャージした金額の範囲内で使えるので使いすぎの心配もありません。
特徴的なのは、複数の通貨を1枚のカードで管理できること。
アプリから事前に外貨に両替しておけば、現地通貨でそのまま支払いができます。しかも、両替レートは銀行や空港よりも安く「実際の為替レート(ミッドマーケットレート)」に近い金額に設定されています。
Wiseの海外送金の仕組み
なぜWiseは、海外送金の手数料が安くて早いの?
通常の海外送金では「SWIFT(スウィフト)」という国際ネットワークを使います。これは世界中の銀行同士がつながっている仕組みで、お金を送るときは、いくつかの中継銀行を経由して送金先に届きます。
でも、この方法だと時間がかかるうえに、中継銀行ごとに手数料が発生してしまいます。

(公式サイト:Wiseより)
そこで登場するのがWiseの仕組み。Wiseではちょっと違った方法でお金を送ります。
たとえば日本からアメリカに送金する場合、日本にあるWiseの口座にお金を振り込むと、Wiseがアメリカ国内にあるWiseの口座から、受取人のアメリカ口座に直接お金を送ってくれるんです。

(公式サイト:Wiseより)
つまり、実際にはお金が国を越えて移動しているわけではなく、「国内から国内へ」の送金を2回行っているだけ。この仕組みのおかげで、スピーディーで手数料もぐっと安く済むというわけです。
Wiseカードのメリット・デメリット5つ
メリット | デメリット |
---|---|
1.為替レートが良い 空港や銀行よりも有利な「ミッドマーケットレート」で両替できるので、コストを抑えられる。 2.複数通貨に対応 一つのアカウントで複数通貨を保有・管理でき、現地通貨で支払える。 3.年会費・維持費が無料 カード発行時に少額の発行手数料はあるが、年会費などの継続費用はかからない。 4.アプリで管理が簡単 送金、残高確認、通貨の切り替えなどがスマホ一つで完結。 5.世界中のVisa/Mastercard加盟店で使える ショッピングもATM引き出しも可能で、海外でも使いやすい。 | 1.発行に数日かかることがある 物理カードの郵送には4日〜2週間ほどかかる場合があり、すぐには使えない。 2.ATM引き出しに回数・金額制限あり 月に2回までは無料だが、それ以降や一定額を超えると手数料が発生する。 3.日本円の入金方法が限られている コンビニ入金などは非対応で、銀行振込がメインになる。 4.利用できない店舗・サービスが一部存在する 一部のオンラインサービスやホテルのデポジットでは利用が制限されることもある。 |
レートが良いのが1番ありがたいです!筆者は海外旅行する際は空港の両替を使わず、ATMを探して自身で現地のお金を引き出しています。
デメリットの2は、アカウントあたり毎月30,000 JPYを超える出金は、1回あたり手数料70円ががかかります。
発行方法・申し込み手順
まずはWiseアカウントを作ります
アカウントを開設する

「アカウントを開設する」のボタンを押します。スマホでもパソコンからでも登録できます。
メールアドレスの認証を行う

メールアドレスを入力します。そしたら、Wiseからメール確認のメールが届くので、届いたメール文にある、きみどりのボタンを押します。
アカウントの種類を選択

自分用で使用目的なら、個人アカウントを選択でOKです!
住んでいる国の選択

後でその国に住んでいる証明証(マイナンバーや運転免許証)が必要になるので、渡航前なら日本を選択するのがベストです!
電話番号を認証する

お使いの電話番号を登録して、認証コードを受け取ります。
パスワードの設定
最後にパスワードを設定すれば、Wiseの無料アカウント登録は完了です。
登録が終わると「続行」ボタンが表示され、そのあとにサービスの選択画面が出てきますが、ここは「あとで」を選んでも問題ありません。あとからいつでも設定できます。
ひとまずお疲れ様でした!
送金/本人確認(マイナンバーや運転免許証)
用意するもの
・身分証明書(マイナンバーカード/運転免許証など)
・ペンと紙
では、ここから実際の送金と本人確認です!送金する人がいない場合、自分の日本の口座に送金することもできますよ!
ホーム画面から使いたい機能を選ぶ→総金額・通貨を選ぶ
の使い方・送金方法【スクリーンショット付き】-Wise-05-10-2025_08_28_PM.webp)
入金方法を選択
Wiseへの入金方法は、「銀行振込」または「デビットカード」のいずれかを選ぶことができます。
なお、海外送金の入金手段としてクレジットカードは利用できないため、ご注意ください。
初めての方は、まだチャージできていないので、銀行振込が無難です
送金人(自分)の情報を入力する
の使い方・送金方法【スクリーンショット付き】-Wise-05-10-2025_08_28_PM-1.webp)
この場合「ワイズ ハナコ」さんなら、Hanako Waizuと名前の方から先に入力します。ミドルネームは日本の方はない場合が多いので、なければ空白でOKです!
住所・職業を入力
ご自身の住所と職業を入力します。
受取人を追加する
受取人がWiseのアカウントを持っている場合は、Wiseの残高あてに送金することができます。相手のメールアドレス、電話番号で簡単に検索可能です。
または、受取人の銀行口座情報を使って、自分の銀行口座や相手の銀行口座へ送金することもできます。
受取人の口座情報を入力

口座名義、口座番号、そしてSWIFTなど必要情報を受取人からしっかりと確認して、入力します。国によっては、他の情報が必要なこともあります。
本人確認を開始
1.本人確認書類を選択
マイナンバーカードが1番簡単に本人確認を済ますことができる書類ですので、マイナンバーカードを利用することを推奨しています。
2.身分証明書と、4桁の認証コードを紙に書きアップロード
画面に表示される4桁の認証コードを紙に書きます。そして、その紙と身分証明書を一緒に並べて撮影してください。4桁の認証コードが発行されてから30分以内に身分証明書やセルフィーの写真を提出してください。
3.カードの裏面と身分証明書の厚さが確認できるように45度傾けて撮影する
4.4桁の認証コードと一緒に自撮り画像を撮影
Wiseの主な利用目的を回答する
お金をどのように使うのか、目的に選択をします。
年間の送金予定額を回答する
大体の年間の送金予定額を選択します。
送金の詳細を確認する
送金の詳細を画面にて確認します。
Wiseの日本口座に振り込む
銀行の詳細が出てくるので、記載されている銀行に送金金額を振り込みます。ネットで送金できるように設定している方であれば、どこからでも振り込めます。
いわば自身のWiseアカウントにチャージみたいなもので、Wiseの日本の銀行口座への振り込みが済んで初めて、Wiseが海外に持つ銀行口座→受取人の口座へと振り込まれます。
受取人の口座に振り込まれるのを待つ
Wiseの日本口座への振込が済んだら、Wiseから受取人の口座に指定した通貨で振り込まれるのを待つだけです。
初めてWiseを利用する場合、本人確認が認証されるには平均で3営業日程度かかります。また規制に従い追加書類が必要の場合があります。
2回目以降は、より早く送金できます。
お疲れ様でした!
カードを発行する
上記の本人確認ができたらカード発行は簡単です!
1.アカウントにログインし、メニューから「カード」タブを選択します。表示される「カードを注文する」オプションをクリックし、必要事項を入力して注文を進めます。
2.Wiseデビットカードの発行には、1回限りの手数料1,200円がかかります。支払いはWiseアカウントにチャージする形で行います
カードは通常、注文から4営業日〜3週間で届きます。
デジタルカードは注文後すぐに利用可能です。
3.カードが届いたら、アプリまたはウェブサイトでカードを有効化します。通常は、ICチップとPINコードを使用した決済、またはATMでの残高照会や現金引き出しで有効化されます。
最後に
デビットカードタイプなので、海外でも使いすぎる心配もなく、両替もできるので重宝しています。
現地通貨でそのまま支払えるので、わざわざ空港や現地で両替所を探す必要もありません。アプリからレートを確認しながら両替できるのも安心です。
また、使った分はすぐにアプリに反映されるので、今いくら使ったかがすぐにわかって管理しやすいのも嬉しいポイントです。
上記を参考にして、ぜひWiseカードを使いこなしてみてください!
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